どんな人にもたんぱく質が必要な理由

今ある筋肉を維持することは、生活する上でとても大切です。筋肉を維持、増加させるために日頃から行う運動は、その日の気分を上げたり安眠をもたらしたり、ストレスマネージメントをサポートしたり、バランスを整えたりするのにも役立ちます。以前は「成人を迎えて以降は、一日に必要なたんぱく質量は変わらない」と考えられていましたが、近年では「年齢が高くなるほど、より多くのたんぱく質が筋肉の維持に必要である」ことがわかってきました。

加齢による筋力の低下
50歳を過ぎると、ほとんどの人は筋力の低下を自覚します。全身の筋肉量は毎年平均して約0.5%〜2%減少します。筋力低下の理由の一つは、筋肉を使わなくなることです。身体が筋肉を作る機能も衰えてきます。それでもウェイトトレーニングをしてたんぱく質を十分に摂ることで、筋力の低下を最小限に抑えることができます。

年齢が高いほど多くのたんぱく質が必要
食生活や日常の運動がどのように身体に影響して筋肉が作られているか、筋たんぱく質合成(MPS : Muscle Protein Synthesis) についての研究が行われています。年齢の高い人が最大限のMPSレベルに到達するには、若い頃よりも良質なたんぱく質の摂取が必要です。

食生活にタンパク質を補うには
摂取カロリーをコントロールしながら十分なたんぱく質を摂るには、食べ物を慎重に選ぶ必要があります。精製された糖質や甘いものをカットして、間食にたんぱく質豊富な大豆やプロティンスナックを選ぶとよいでしょう!

By スーザン・ボワーマン
ハーバライフ・ニュートリション栄養トレーニングディレクター
管理栄養士 スポーツ栄養学の専門家