水分摂取量を増やしてヘルシーに

「水分を正しく摂れていますか?」
適切な水分摂取は体重管理にも役立ちます。成人の場合、水は体重の60%〜70%を占めています。

水は、体内の細胞、組織、器官が適切に機能するために不可欠です。また、栄養素を細胞に届けたり、体温を調節したりするためにもとても重要です。水には脳と脊髄の衝撃を緩和する機能もあり、関節、臓器、組織の働きをスムーズにします。

「どのくらいの水を飲むべきでしょうか?」
季節だけでなく、その方の年齢、性別、身体の大きさ、活動レベルによって必要な水分摂取量は変わりますが、成人であれば、一日にコップ(約200cc)で8〜10杯程度の水分を摂ることをお勧めします。

「どうやって水分を摂取すれば良いでしょうか?」
一般的に、水分摂取量の約70〜80%は飲み物から、残りの約20〜30%は果物や野菜などの水分を多く含む食べ物から摂取しています。
適切に水分補給がされていなければ、身体は最初に喉と口の渇きで知らせてきます。その他にも次のような症状が現れたら、水分不足の恐れがあります。
・濃い色の尿
・便秘
・口臭
・筋肉疲労
・頭痛

「水分摂取量を増やす方法」
・朝、目覚めたら、まずは大きなコップ一杯の水を飲むことで一日を始めてみましょう。
・デスクで多くの時間を費やす場合は、ポットなどで水を用意し、外出することが多い場合はマイボトルを持ち歩くなど、簡単に水分摂取できるようにしましょう。
・タイマーを設定するか、スマートフォンのアプリなどを活用して、こまめに水分摂取して一日の摂取量を増やすようにしましょう。
・糖分量に気をつけながら、柑橘類、ハーブ、フルーツやフレーバーを加えて、味のバリエーションを増やしましょう。

楽しみながら毎日の水分摂取量を少しずつ増やして、いつまでも潤った健康な身体を保ちましょう!

By スーザン・ボワーマン
栄養トレーニングディレクター
管理栄養士・スポーツ栄養学の専門家