姿勢を良くする方法

姿勢が悪いと身体に余計な張りが生じ、それが痛みになって現れるのをご存知でしたか?
夕方になるにつれて前かがみになっている自覚がある人は、ご紹介する「4つの姿勢の改善方法」を参考にしてみてください。

・パターン1
座った時に前かがみになり、椅子に沈み込むような姿勢になっている。
上背部の筋肉は伸び、胸部の筋肉は縮んだ状態 → 上半身に痛みや不快感

[改善方法]
座る時は背筋を伸ばし、背中が椅子の背もたれにしっかりと支えられた状態になるようにしましょう。また、可能な限り頻繁に席を立ち、歩き回りましょう。一日を通して胸部の筋肉を伸ばすストレッチをするように心がけて下さい。

・パターン2
ノートパソコンや買い物袋など、荷物をいつも同じ方の肩にかけて持っている。
身体の片側を使って重い荷物を持ち続ける → 股関節周囲の筋肉にアンバランスが生じる

[改善方法]
重い荷物を運ぶときはキャリーバッグを使い、肩にかける荷物は軽くしましょう。または、両肩に均等に荷重がかかるリュックにしたり、ショルダーバッグの場合は、荷物をかける肩を頻繁に変えたりしてみましょう。

・パターン3
目に見える筋肉を鍛えることに集中していて、体勢を支える内側の筋肉を鍛えていない。
男性に多いのが胸部の筋肉を鍛えて足の筋肉を忘れる、女性に多いのは腹筋ばかりで背筋を鍛えていない → 特定の筋肉だけを鍛えるとアンバランスを生む

[改善方法]
大部分の筋肉は対になって動いています。一方の筋肉を鍛えたら、もう片方の筋肉も鍛えましょう。

・パターン4
アクティビティレベルに合ったサポートウェアを着けていない。
身体に合わない下着を付けている → 姿勢に悪影響、特にワークアウト時には、筋肉を傷める原因にもなる

[改善方法]
まず、よりサポート機能の高い下着を探す。ワークアウト時には自分の身体に合ったスポーツブラをつける。

悪い姿勢による影響は年齢とともに蓄積されるので、日常生活を送る中で、自分の姿勢を気に留めることが大切です。朝の背筋の伸びが、夕方まで続くように意識しましょう!

by サマンサ・クレイトン
Worldwide Sports Performance&Fitness副社長 AFAA及びISSA認定トレーナー