体を温める食材で免疫力をアップ

「体温が1℃下がると免疫力が30%低下し、逆に1℃上がると5〜6倍高まる」と言われています。免疫力が下がるとさまざまな病気にかかりやすくなりますから、体温を上げることはとても大切です。

体を温める食材の代表格と言えば、“しょうが”。漢方薬の70~80%に処方されているほど東洋医学では重要で、その薬効成分はジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールなど。熱を加えると、さらに温め効果が高まります。

また、“唐辛子”に含まれているカプサイシンや、“長ネギ”特有の辛味成分アリシンには、毛細血管の血流循環を良くする働きがあります。“長ネギの青い部分”には、カロテン、ビタミンC が多く含まれ、風邪予防に効果を発揮。
いずれも、昔から薬味として日本の食卓で活躍しているお馴染みの食材です。

“ゴボウ”、“カボチャ”、“ニンジン”、“カリフラワー”などの冬野菜には、血行を良くしたり体内のホルモンの分泌を調整するビタミンEや、鉄分の吸収を促進、毛細血管の機能を保持する働きがあるビタミンC が多く含まれています。

また、“納豆”、“味噌”などの発酵食品は、腸内環境や血流の改善を促し体を温める働きがあると考えられています。

体を温める食材は、お鍋やスープの材料にぴったりですね!
毎日の食生活にたっぷり取り入れて、免疫力をアップして健康的な毎日をお過ごし下さい。