カロリーをカットしすぎてはいけない6つの理由

カロリーをカットしすぎていませんか?

減量時に、どれくらいのペースで体重が落ちているかが、摂取カロリーを減らしすぎているかどうかの目安です。1週間に0.5kg~1kgぐらいの減量が安全な範囲です。

最初の1~2週間は体内の余分な水分が抜けるので、もう少し落ちるかもしれません。でも、その後も1週間で1kg以上体重が落ちていたら、カロリーをカットしすぎている可能性があります。

身体が正しく機能するために必要な最低限の摂取カロリーは、女性で200Kcal、男性で500Kcalです。

1. 十分な栄養が摂れなくなってしまう
1日に身体が必要なビタミン、ミネラル、炭水化物、タンパク質、良質な脂質、全ての栄養を十分に摂れなくなる危険性があります。

2. お腹が空きすぎてしまう
減量時に耐えられないほどの空腹を我慢する必要はありません。お腹が空きすぎると、逆に食べ過ぎてしまいがちです。

3. 体力が落ちてしまう
筋肉に十分なエネルギーを蓄えておくことはとても大切です。運動する体力がなくなってしまうのは、健康面からも良くないことです。

4. 脳に栄養が行き渡る
脳に十分なエネルギーが届かないと、疲れて集中力も欠いてしまいます。その結果、身体が糖分を欲しがり余計なカロリー摂取につながります。

5. 筋肉が落ちてしまう
身体の機能を正しく保つためには決まった量のタンパク質が必要です。
カロリーを極端にカットしてしまうと、摂取したタンパク質がエネルギーとして使われ、筋肉を生成する機能にまわらなくなります。その結果、徐々に筋肉が落ちていく危険性があります。

6. 長期的に続けられる健康的な食生活ではない
減量中の食生活や運動習慣が、ダイエットに成功した後の体型を維持する鍵となります。カロリーを極端にカットする食生活は、長期的にみて続けられることではありませんし、続けるべきでもありません。

管理栄養士・スポーツ栄養学・肥満予防専門家スーザン・ボワーマンの資料より