食べることは、生きること

摂食障害は、単に「食べすぎ」「食べられない」という問題ではなく、心が傷ついたサインでもあります。私自身も食べることが怖くなり、体重の数字に一喜一憂していた時期がありました。

心の回復の第一歩は「身体の栄養を満たすこと」です。脳がエネルギー不足になると、考え方も不安定になって前向きな気持ちを保つことが難しくなるのです。

実際に娘の回復を通して学びました。栄養が足りてくると、体温が戻り、眠れるようになり、少しずつ笑顔が増えていきました。

身体が元気になると、心にも「生きる力」が戻ってくるのです。回復は、焦らず一歩ずつ。「怖くても、一口ずつ自分の身体に栄養を届ける」ことが大切です。そして、周りの人が「あなたはそのままで大丈夫」と寄り添うことで、心の安心が育まれます。

食べることは、生きること。
自分の身体は、いつもあなたの味方です。

どうか今日も、やさしく身体をいたわりながら、心と栄養のバランスを整えていきましょう。