春に向けて整えたい「腸活」

寒さが少しずつやわらぎ、春の気配を感じ始める3月。新しい季節を元気に迎えるために、今意識したいのが「腸内環境」です。
近年、腸は「第二の脳」とも呼ばれ、健康だけでなく心の状態にも深く関係していることがわかってきました。腸には脳に次いで多くの神経細胞が存在し、神経を通じて脳と密接につながっています。さらに、気分の安定に関わる神経伝達物質「セロトニン」の多くが腸で作られていることも知られています。
そのため、腸内環境のバランスが崩れると、体にはさまざまな影響が現れます。悪玉菌が増えると、腸内で食べ物が腐敗し、有害物質が生まれやすくなります。その結果、肌荒れや疲労感、免疫力の低下など、さまざまな体調不良につながることがあります。
腸内環境を整えるために大切なのが、プロバイオティクスとプレバイオティクスです。
プロバイオティクスとは、腸内フローラのバランスを整える「生きた善玉菌」のこと。乳酸菌やビフィズス菌などが代表的で、ヨーグルトや発酵食品などに含まれています。
一方、プレバイオティクスは善玉菌のエサとなる成分で、腸内で善玉菌を増やす働きをします。オリゴ糖や食物繊維、イヌリンなどがこれにあたり、野菜や豆類、果物、穀物などに多く含まれています。
特に食物繊維は「第六の栄養素」とも呼ばれ、腸内環境を整える重要な役割を担っています。満腹感を高めるだけでなく、腸の働きを助け、血糖値やコレステロールのコントロールにも関わることが知られています。
腸内環境を整えるためには、発酵食品や食物繊維を日々の食事に取り入れ、野菜や果物をバランスよく摂ることが大切です。また、食事量が安定しない時には、栄養バランスの整ったプロテインドリンクなどを上手に活用することで、消化に負担をかけず必要な栄養を補う方法もあります。
春は、生活や環境が変化しやすい季節。そんな時こそ、体の内側から整える「腸活」を意識してみませんか。腸内環境が整うことで、消化吸収が高まり、免疫力や肌の健康、さらには心の安定にもつながります。
新しい季節を軽やかに迎えるために。
3月は、腸をいたわる食習慣を始めてみましょう。

